富士山への道 リポート その5
11:00
六合目到着。
ここから登りと同じ道になるので、今から登る人たちとすれ違いながら歩く。
登山の装備をした子供とすれ違うと「この子たちは頂上までいけるだろうか」といらぬ心配をしてしまう。
もしかしたら、私よりも簡単に登ってしまうかもしれないのに。
行きと同じく木陰があって涼しい。
最初に通った記憶を思い出しながら、もうすぐゴールなんだなあ、と感じる。
六合目~五合目はマラソンの42.195kmでいう0.195kmのようなものだ。
こうして富士山に登ったことを思い返しながら歩く人は多いだろう。
11:50
五合目到着。
ついにゴール!
頂上から七合目はとても辛かったが、七合目から五合目までは景色も変わるし、あまり辛くなかった。
標高が下がっていくというのもあるだろう。
仲間と合流し、レンタルしたトレッキングシューズとストックを返却する。
やまどうぐレンタル屋は五合目で返却できるので、帰りの荷物が減って非常に便利だ。
初めて富士山に登る時はここでレンタルするのがオススメ(五合目は返却だけなので注意)。
トレッキングシューズを持ってきたスリッポンに履き替えると足が軽い。
甘いものが食べたくなったので、五合目で売っていたコケモモのソフトクリームを買う。
350円。
これがとてもおいしかった。
火照った体に冷たさが染み渡ってくる。
今回の旅で一番おいしかった食べ物だ。
12:30
全員が集合し、バスに乗って富士北麓駐車場へ戻る。
疲れていたので帰りのバスはすぐ寝てしまった。
気付いたら到着していた。
汗や埃、砂だらけの体をさっぱりさせるために近所の温泉や銭湯を調べ、富士山溶岩の湯 泉水という風呂屋へ向かう。
風呂屋に着いたら驚いた。
富士山の下りで同じペースで歩いていたインド人のツアー客がそこにいたのである。
一人特徴的なバッグを背負っていたので、人違いではない。
向こうも「なぜまたこの日本人が!?」と思っていることであろう。
妙なオチが付いたな、と思いながら入場。
大人800円。
汗まみれの体を流すと気持ちいい。
替えのパンツやTシャツもぬかりなく持ってきている。
このサイトをチェックしておいてよかった。
先輩はパンツを忘れたので、また同じパンツを履くはめになっていた。
お風呂の後はその隣にある吉田うどんの店で昼食をとることに。
暑いので冷やしもできるつけうどんを選んだのだが、つける汁の方は熱かった。
じゃあ、最初から普通のうどんでよかったと思った。
吉田うどんは固いのが特徴らしい。
確かに固い。
個人的にはあまり好みではなかった。
伊勢うどんの対極にあるうどんだと思った(あっちは柔らかすぎる)。
16:30
現地を出発。
20:30
名古屋に到着。解散。
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これにて富士山のリポートは終了。
次回は今回の富士山登頂の総括です。
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